ひめごと②
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pino:「待ってて、パパ!」
pino:「お願いがあるの! パパにどうしても見せたいものがあって…」
pino:「パパ…」
pino:「そんなことよりも今は早くパパにわたしのこと思い出してもらいたい!」
pino:「みんなー!」
pino:「失礼します!」
yome:「pinoko! まさか、それ!?」
pino:「これ… 読んでください」
taka:「ん?」
taka:「なんだこれは?!」
pino:「これはパパが1年半続けてきたブログのコピーです」
taka:「これは…」
taka:「ヒド過ぎる…」
taka:「はっ?!」
pino:「おかえりなさい。今日もお仕事おつかれさま」
pino:「パパにぶつけるなんてできないよ」
pino:「パパ、わたし離乳食食べれるようになりました」
pino:「パパ、んーあ!ってしゃべれるようになりました!」
pino:「パパ、わたし…」
taka:「おまえは…」
pino:「パパ、わたし0.5歳になりました」
taka:「pino…」
taka:「あれ…」
taka:「ここは… オレはpinokoと話してたはずじゃ…」
「なるほど。それが君の欲の根幹か。なかなか興味深いことだな」
taka:「えっ…」
「おや、驚かせてしまったかな?」
「僕の名前はエキドナ」
「強欲の魔女とそう名乗った方が通りがいいかな?」
taka:「…」