戦場2019夏⑤~発信機~
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同僚A:「ママは昔からハウスで迷っている社員を見つけるのが異常に早かった。きっと脱走しても分かるように発信機のようなものを僕らにつけてるに違いない」
taka:「発信機…そんなのつけられてたらお手上げじゃ…」
同僚B:「まずは発信機がどこにあるか見つけなきゃだな」
taka:「でも体中探しても埋められた痕なんてないよ。服や靴はもちろん、社員証にもね」
同僚B:「おそらく電波を使った発信機だろうな。でもそれには電池がいる。電池寿命が約1週間で手術痕が残らないほど超小型…」
同僚A:「研修と称して前に集められた時の、飲み会後の寝てる間に埋め込まれたんだろうね。気付かれないほど小さくて使い捨ての発信機か。見つけるのは困難だな」
taka:「あれ、もう詰んでる?」
同僚A:「いや、まだ手はある。昨日同僚Cの代わりに新しい人間がこのハウスに来た」
同僚B:「そうか。今日の飲み会の後にそいつの体をチェックすれば…」
同僚A:「痕が見つかるかもしれない」
taka:「分かった。私が行く」
taka:(一体どこに発信機が…)
taka:(考えろ…敵の立場で…)
同僚D:「taka…聞きたいことがあるの…」
同僚D:「あの日の夜…」
taka:「あっ!?」
同僚D:「どうしたの?」
同僚D:「何それ? 虫刺され?」
taka:「何だろ…」
同僚D:「私にもある?」
taka:「いや…ないよ…」
taka:「そうか。思ってたよりだいぶ小さい物だったんだ…」
同僚D:「何が?」
taka:「あっ、いや…ここ小さい虫も多いし、同僚Dも刺されないように気をつけてね」
taka:「守らなきゃ! この子たちを!」
ママ:「定時連絡、定時連絡」
ママ:「特に異常はありません」
上司A:「例の3匹、予定どおり出せるな?」
ママ:「はい、大丈夫です」
上司A:「では諸君。我々も収穫を祝おう」
上司A:「さぁ、社長に祈りを…」
同僚B:「たしかにこれは気づかねぇな」
同僚A:「そんなすぐ消える痕なのか…」
taka:「これで発信機の場所は特定できた…あとは壊し方か。それにみんなで逃げる方法もまだ…」
同僚A:「逃げる訓練ならもう始めてるよ」
taka:「えっ?!」
同僚A:「鬼ごっこだ」
taka:「それにしてもママ何もしてこないね」
同僚A:「ママは自分が動かなくてもいいように陰で手を回してるんだよ」
taka:「それって…」
同僚A:「内通者がいる。おそらく僕たち社員の中に…」
つづく
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