社会的に抹殺
★前回の記事はこちら
yome:「たしかこの辺りに…」
yome:「最近オサレカフェがオープンしたって言ってたなぁ」
ピノ子:「ママ、今はすれちがい広場」
yome:「ここだ!」
yome:「うわー! いっぱい暇人がいるよ!」
ピノ子:「あの人達、仕事してるのかな?」
yome:「ねえねえ、優しそうなお兄ちゃん、そのゲームちょうだい?」
お兄さん:「え…」
yome:「私、そのゲーム持ってないの… だからお兄ちゃんのゲーム、ちょうだい?」
お兄さん:「警察呼びますよ」
yome:「大声出すよ? 社会的に殺すよ?」
ピノ子:「お~!」
yome:「ピノ子、いっぱいすれちがえてるー?」
お兄さん:「何なんだよ…」
taka:「ピノ子ー! yomeー! どこに隠れてるのー?」
taka:「もう3時間探してるのに…」
taka:「公園広すぎるよ… てか、まさかあいつら…」
斎藤:「あれ? だんなさん、あいつらと一緒じゃなかったの?」
taka:「かくれんぼするからって、無理矢理鬼の格好させられて、この格好で3時間探してるのに全然見つからないんだよー! このままじゃ社会的に死んじゃうよー! うぇーん!」
斎藤:「わかりました、わかりました。あなたの今の状況がどれほど過酷かは見ればわかります」
斎藤:「ちなみに、あいつら公園にはいませんよ」
taka:「え…」
yome:「ふー、パフェおいしかったね」
ピノ子:「結局食べちゃったね」
yome:「あっ…」
taka:「見つけたー!」
yome:「あははは! どした、どした! そんなに泣いてー。 それにその格好はなん…」
yome:「あっ、忘れてた…」
taka:「ここどこだと思ってるの?! 2駅分もとなりだよ! どんだけ隠れるの! 照れ屋か!?」
yome:「いっぱい運動したら甘い物食べたくなっちゃってさー」
taka:「なっ?! オサレカフェに行ったのか?!」
ピノ子:「パフェおいしかった! それにいっぱいすれちがった!」
taka:「オレたちの心もね!」
”三つ星カラーズ”より
★A8.net会員登録はこちらから
★A8.net正社員応募はこちらから