ピノ子スイッチとyomeの必殺技
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yome:「わーい! 今日は休みだー!」
yome:「水族館行くぞー!」
taka:「家で貯め込んだアニメ見るぞー!」
ピノ子:「今日こそあのゲームクリアしないと…」
ピノ子:「ん? 立ち入り禁止? 何で立ち入り禁止なんだ?」
yome:「あはは~ 入ってみよう!」
taka:「やめようよ… この歳で大人に怒られるのキツイって…」
yome:「何かあるのかー?」
ピノ子:「殺人事件の人型テープとかあるかも…」
taka:「ピノ子はこういうの好きだからなぁ…」
ピノ子:「怪しい… これは事件の香りがするぞ…」
taka:「あっ… ピノ子スイッチ完全に入っちまった…」
男:「こらー! 入っちゃダメだよ! 立ち入り禁止って書いてあるだろ!」
yome:「逃げろー!」
taka:「えっ?! おい、yome!ピノ子の教育に悪いだろ!」
ピノ子:「考えられることは3つある。1つ目、見えない何かがあった。それはガスか何か。もしくは私達の目の高さでは発見できない何か」
ピノ子:「2つ目はタイミング。ある一定のタイミングで何かが発生するけど、私達が立ち入った時間では何も起こらなかった場合」
yome:「空からうんこが降ってくるとか?」
ピノ子:「… まぁ、そんな感じ…」
taka:「いい大人がうんことか言うなよ…」
ピノ子:「3つ目。これが一番おもしろそうで… あっ! また立ち入り禁止だ!」
taka:「なぁ、もう帰ろうぜ… マジで怒られるよ…」
yome:「行くぞ!」
taka:「一家の理性であるオレに一番力がない…」
yome:「また、何もないぞ?」
ピノ子:「うーん…」
taka:「真剣に考えてるピノ子もかわいいなぁ… おい、yome!おまえはふざけすぎだ!」
男:「こらー!また入ってる! ここも入っちゃだめなんだって!」
yome:「またあいつだー! なんでここがわかったんだ?! なんで立ち入り禁止なのかこらしめて聞きだそう!」
taka:「おい…」
ピノ子:「ダメだ! 逃げるぞ!」
taka:「うわぁ… 完全に悪影響与えてるじゃん…」
ピノ子:「あいつがこの通路を立ち入り禁止にした犯人だ」
taka:「今回はピノ子さん、ノリノリッスね」
yome:「犯人?! だから私たちの居場所がわかったのか!!」
taka:「ねぇyome、どこまでが本気なの…」
ピノ子:「3つ目…あいつが何か隠したくて立ち入り禁止にした。これはバラバラ殺人事件もあり得る…」
yome:「バラバラ殺人事件… チャーハンか!?」
taka:「それはパラパラね…」
ピノ子:「あっ、また立ち入り禁止だ…」
taka:「なんかもう罪悪感なくなってきたな…」
ピノ子:「ここにも何もない…」
男:「あっ! また入ってる!」
ピノ子:「やっぱり何かあるんだ!探すぞ!」
yome:「じゃあ私が時間を稼ぐ! 2人は先に行って! 必殺、エキストラ・バージン…」
yome:「オイル~!」
男:「オイル?」
taka:「ピノ子、何かわかった?」
ピノ子:「うーん…」
taka:「困った時は、足元から見直してみるといいって、おやじが言ってたぞ」
ピノ子:「足元…」
ピノ子:「そうか!これだ!」
ピノ子:「ゲームクリア―!」
taka:「やっと気づいてくれたか… 親ってのも大変だ…」
おやじ:「あーあ、こりゃまたあの一家だな…」
男:「さっきからそこ、ペンキ塗り立てなんだよ… てか、もう勘弁してよ…」
yome:「オイル~!」
男:「…」
”三つ星カラーズ”より
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