ギャンブルは期待値を考えたら負け
★前回の記事はこちら
ステフ:「なぜイカサマの内容を教えてくれなかったのですか?! なにもかも終わりですわ!」
pino:「つまり、負けて悔しいから八つ当たり」
taka:「なるほど、身ぐるみはがされた揚句、八つ当たりか。単純、沸点が低い。負けるのも当然だな」
ステフ:「ぐっ…」
ステフ:「撤回しなさい!」
taka:「じゃあ、ゲームをしよう」
taka:「種目はそうだな… じゃんけんでどうだ?」
ステフ:「じゃんけん?」
taka:「ただし、オレはパーしか出さない」
taka:「オレがパー以外を出したらオレの負け。パー以外を出しておまえに勝ったら、おまえも負けで引き分け。オレがパー以外を出してあいこになったら、当然おまえの勝ちになる」
ステフ:「っで、何を賭けるんですの?」
taka:「オレが負けたら、要求を全て聞く。死ねというのもアリだ。オレが勝ったら、おまえは要求を全てのむ」
ステフ:「引き分けたら…」
taka:「イカサマのヒントを教える代わりに、オレの些細な要求を聞いてくれ」
アッシェンテ
ジャカジャカジャン♪ ジャカジャカジャン♪
taka:「ポンキッキーズという伝説の番組を知っている人は、果たして今何人いるのだろうか…」
pino:「知らない。パパ、歳がバレる」
ステフ:「このルールだと、私の選択肢はグーかチョキ。しかし、この男はパーしか出さないと宣言している」
ステフ:「つまり…私にチョキを出させようとしている…」
ステフ:「裏をかいて… グーですわ!」
ステフ:「!?」
ステフ:「この男はパーを出せば負ける確率が低い…」
ステフ:「つまり… この男が出すのはパーですわ!」
じゃんけん、ぽん
ステフ:「そんな…」
taka:「パチンコやスロットじゃないんだから、期待値や確率を考えてたら負けるぜ」
pino:「パパはスロット打つ時、期待値なんて全く考えてないじゃん」
taka:「ああ、常に6センスで勝負だ」
taka:「じゃあ…オレの些細な願い聞いてもらおうか…」
taka:「今回のシリーズはyomeも見てないし、外出自粛でストレスもたまってるし… わかってるだろうな」
ステフ:「え…何を…」
”ノーゲームノ―ライフ”より