ビジネスコミュ力
taka:「今日、銀行の通帳記帳してみたら…」
taka:「ボーナス&給付金が振り込まれてたー!!!」
taka:「オレの口座で今まで見たことない残高になってたぞー!」
pino:「落ち着いてよ、パパ。でもほぼ全額引き落としたから元通りの1桁に戻ったんだよね。パパ、ちゃんとお小遣いもらえた?」
taka:「ああ。オレもビックリしたが、4万円ももらえた! 日々10円、20円コツコツ稼いでる身としては驚愕の金額だ」
pino:「ちゃんと貯金しておきなよ」
taka:「ああ、わかってる。おまえにアイスを買ってあげなきゃいけないからな。スロットもコロナ禍が始まってからは1回も行ってないし」
taka:「そんなことより、今日はおまえのお食い初めをやったんだぞ」
taka:「オレも知らなかったんだが、生後100日~120日で行なう儀式らしい。鯛や赤飯、お吸い物、煮物、香の物の5品と歯固めの石はyomeが全部用意してくれた」
pino:「ふーん」
pino:「なんかよくわかんないけど、ありがとう」
taka:「もっともな感想だな」
pino:「昨日はお休みの日だったのに、お仕事だったんだね」
taka:「ああ。仕事が全然片付かなくてな…」
taka:「でも、なんとyomeが手伝ってくれたから思ってたよりも早く終わったぞ」
pino:「ママに感謝だね」
taka:「もともとパパとママは同じ職場で働いていたんだ。昔もよく仕事を手伝ってもらったもんだよ」
pino:「へー」
taka:「だが職場恋愛だったから、常に名字でお互いを呼ぶのに慣れてしまって、お互い下の名前で呼ぶのが恥ずかしいという弊害が今でも…」
pino:「そういえば聞いたことない」
taka:「加えてあいつは変なところで恥ずかしがり屋だから、おまえのことも下の名前で呼び捨てにできないんだ」
pino:「一生呼んでもらえないのかな…」
pino:「こないだ子育てセミナーみたいなところにママと行ったんだけど、結局1人も話しかけられなくて、死にたいって車で言ってた…」
taka:「Amazonにママ友売ってないかなとか普通に言ってたからな…」
yome:「ママ友1人作ったら1万円もらえるとかだったらやれる!」
taka:「昔からビジネスコミュ力は高かったですもんね…」
”かくしごと”より