間の悪い家族
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pino:「今週はいよいよ旅行だというのに冴えない顔をしておるのう」
taka:「うーん… なんだか少し寒気がするんだよな…」
taka:「過労だな… よもやこんな時に限って風邪なんか引こうものなら…」
pino:「yomeに殺されるじゃろうなぁ」
taka:「いや、ほんとそれ」
pino:「ちょっとコンビニで傘でも買って行くかのぉ」
taka:「えっ、めっちゃ晴れてるけど…」
taka:「雨が降るにしても旅行の当日だろうからまだ先だよ」
taka:「ウソ…でしょ?」
pino:「yomeの力を侮るでない。前後一週間は雨じゃ」
taka:「余計に風邪引いちゃうよー」
pino:「安心せい。この雨はまもなくやむぞ」
taka:「ほんとだ… pinokoほんと神様みたいだな」
pino:「だから言っておるじゃろ。我は全知の神じゃ」
taka:「全知の神様なら、捕まり立ちした後、すっころんで頭打つことも予想できるはずなんだが…」
pino:「ここでyomeと待ち合わせしておるのか?」
taka:「ああ。定例報告だ」
yome:「…」
taka:「やぁ、お待たせー」
yome:「それで今日のアガリは?」
taka:「ヤクザみたいな言い方するなよ」
pino:「我がついておったのじゃから圧勝に決まっとるじゃろ」
taka:「ああ、スロットの報告ね。今回は¥42,500勝ちでーす!!!」
yome:「あら、よかったわね。でもパチンコ屋は18歳以下は入れないはずじゃ。pinokoあなた何歳なの?」
yome:「まあいいわ。それで今日は何を食べさせてもらえるのかしら」
taka:「久しぶりの大勝だから何でもいいぞ。今週もずっとがんばってくれてたからな」
pino:「そんなこと言って大丈夫か?」
taka:「えっ?」
pino:「おまえはyomeと何年一緒にいるのじゃ? あやつのことがわからんではあるまい」
yome:「回転ずしで勘弁してあげるわ。ちょうど記録更新したかったのよね」
pino:「回転ずしとはいえ、あやつの好物は100円の皿ではないからな」
taka:「だ、大丈夫だよ。ハハッ…」
taka:「結局yomeはあなご一本握りとか300円の皿ばっか食べてたな…」
pino:「5000円で済んだのじゃから良かったじゃろ」
taka:「他の家族は4人で5000円とかだったよ…」
taka:「てか、回転寿司に行ってから完全に風邪っぽくなったんだが…」
pino:「まああれだけ3密な状態じゃったから、本格的にもらったんじゃろうな」
taka:「どうしよう… 仕事もまだあるってのに…」
pino:「仕事は休むべきじゃ!」
taka:「えっ?!」
taka:「なんだpinoko、そんなにパパと一緒にいたいのか?」
pino:「うん。ずっと一緒に遊びたい…」
pino:「って、ちがうわーい!」
pino:「ここで無理して仕事に行けば、その後の旅行には行けなくなるのじゃ」
pino:「ここは無理せず休むに限る!」
taka:「神様に言われたら仕方が無い。よし、休もう」
pino:「さぁ、次はいよいよ旅行編&10月のお小遣い稼ぎの結果報告じゃ!」
”神様になった日”より
結局、その後38度弱の熱が出たので本当に仕事を休んだtakaienでした。
病院ではコロナを疑われ、完全に隔離状態。
yomeがtakaien抜きでの旅行の算段を始めた頃、睡眠薬が効き始め眠りにつきました。
翌日、yomeが熱を出し、さらにはpinokoまでもが発熱。
果たしてtakaien一家は本当に旅行に行けるのか…
満身創痍の旅行編は次回。